THE ETERNALS
FEATURE 001

3枚目となる待望のニュー・アルバム『Heavy International』をリリースしたばかりのシカゴの3人組、The Eternals(ジ・エターナルズ)。2007年度最重要アルバムのひとつと言っても過言ではないであろう今作を引っ提げて、今年5月に3度目となるジャパン・ツアーが決定した。過去2回の来日ツアーでは持ち前のダブ、レゲエ、ソウル、ファンク、民族音楽、ロック、そしてハードコア・スピリッツをハイブリッドさせたその強靭なサウンドで、オーディエンスを白熱の渦に巻き込んだだけに今回のツアーにも大きな期待がかかります。2001年はTortoise、2005年はThe Mars Voltaがキュレーターを務めたATPへの出演や、Prefuse 73などがリミックスで参加したEP『High Anxiety』のリリースなど、各方面のアーティストからの支持も分厚い彼らに、復習の意味をこめて基本的なことを聞いてみました。





HOMETOWN
Chicago, US

MEMBER
Damon Locks (TRENCHMOUTH, SUPER E.S.P.)
Wayne Montana (TRENCHMOUTH)
Tim Mulvenna

LABEL
AESTHETICS (US)
SPARKMUSIQ (JP)

WEB
THE ETERNALS
THE ETERNALS myspace

まずメンバー紹介をお願いします。

デーモン・ロックス(以下D):ティムがドラム/打ち込みドラム、キーボードで、ウェインがシンセ、ベース、メロディカ、そして俺デーモンが、ヴォーカル、シンセ、プログラミングを担当しているよ。

どのようにしてバンドは結成されたのですか?

D:前のバンド、Trenchmouthの解散のすぐ後にウェインと俺は、このバンドを始めたんだ。いくつかメンバー・チェンジはあったけど、ようやく俺らはティムを見つけたんだ。このラインナップでもう4年になるよ。

バンド結成のときに何かコンセプトはありましたか?

D:決められたコンセプトなんて無かったよ。ただTrenchmouthのようなサウンドはもうやりたくなかったし、ただ普通にギターが掻き鳴らされているようなバンドにはしたくなかったね。

バンド名の由来を教えてください。

D:バスに乗っているときに思いついたんだ。ちょうど何か良い名前が無いかなと本当に思っていたんだ。

どのようにして楽曲を作っていますか?

D:だいたい練習しているときにみんなで考えて曲を書いてるよ。

デーモンは自身のエターナルズをはじめ、様々なバンドのアートワークを書いています。今までどんなバンドを手掛けたか紹介してくれますか?

D:ざっと挙げてみるとAt The Drive In (Omar Rodriguezのソロ・アルバムも)、A Grape Dope、Dismemberment Plan、Abilene、The Dishes、Just A Fire、The Jai-Alai Savant、それとTotal Sound Group Direct Action Committeeだね。

今までどのような音楽に影響を受けてきたと思いますか?

D:世界中の様々な音楽に影響を受けたと思うよ。俺はホントに音楽が大好きで全ての音楽を知りたいくらいだよ。

あなたの住むシカゴの音楽シーンはいかがですか?

D:シカゴの音楽シーンは凄く活発だよ。とてもアクティヴだしミュージシャンはとても良くサポートされているしね。

エターナルズ以外の音楽活動はありますか?

D:他のバンドでの活動はないよ。前にCasey Rice(Tortoise)とやってたSuper E.S.P.ってユニットがあったけど。

あなたのフェイバリット・アーティストを教えてください。

D:ほんの少しだけど挙げてみると、Duke Ellington、The Specials、African Headcharge、それとSun Raとかかな。

今までに2度来日していますが、日本はいかがですか?

D:アイ・ラヴ・ジャパン!もうトリコだね。プレイするのが本当に楽しいんだ。

これからの活動予定を教えてください。

D:俺らの新しいレコード『Heavy International』が発売されたよ。リリース後にツアーをしてアメリカ、ヨーロッパ、ブラジル、そしてもちろん日本にも行くよ。

それでは最後に日本のファンに一言どうぞ!

D:俺らが日本に来たときは是非見に来てね。日本は今まで訪れた中で大好きな場所のひとつだよ。本当に日本が大好きさ!



INTERVIEW in February 2007
TRANSLATED / TEXT by Masato Hoshino