MIAOU
FEATURE 022

国内外で高い評価を集めている、神奈川発のインストゥルメンタル・バンド、ミアオウ。憂いや希望を感じさせる心地良いエレクトロニカ・サウンドを、まるで卓越されたポスト・ロックのダイナミズムと高い水準で奏でられたかのような楽曲に、感動的なまでに美しい世界水準メロディが駆け巡る…。Radical FaceやEpic45もゲスト参加した最新作『The Day Will Come Before Long』は、正に珠玉のポップ・ミュージックと言い切っていい傑作です。そんな彼らが3年半振りに新潟の地を踏む!という事で、改めてレギュラーなものから新作の事まで聞いてみました!




HOMETOWN
Kanagawa, JP

MEMBER
Tatsuki Hamasaki
Mayumi Hasegawa
Hiromi Hasegawa

LABEL
THOMASON SOUNDS (JP)
TETO (JP)
NOON (JP)

WEB
MIAOU
MIAOU myspace

VIDEO

Lost Souls (feat. Radical Face)


Up And The Sky



Radical Face & miaou
Japan Tour 2012


03 17 - Niigata - gt.moo gallery
03 18 - Kyoto - Oil
03 19 - Nagoya - K.D Japon
03 20 - Gunma - Block
03 23 - Tokyo - Music.org *
03 24 - Tokyo - O-Nest

* Radical Face only

Japan Tour total info: Inpartment


Niigata Show

2012 03 17 SATURDAY
gt.moo gallery
Open 18:00 / Start 18:30
Adv 2500JPY / Door 3000JPY

with:
URBANSOLE

more info: experimental rooms

まずはメンバーの紹介をお願いします。

ギターの浜崎、ベースのマユミ、ドラムのヒロミの3人組です。

バンドはどのようにして結成されたのでしょうか?

最初浜崎と私(マユミ)が大学のサークル内で同じバンドを組んでたんですが、新たにバンドを組み直したいってことでちょうど同じタイミングでドラムを始めていたヒロミを誘ってスタートしました。それが99年ぐらいだったと思います。最初の頃はSonic Youthみたいなノイズが好きで近い感じの音を鳴らしていたんですが、Tortoiseとかを聴くようになって徐々にインストの楽曲が増えていきました。

バンド名の由来について教えて頂けますか?

"miaou"はフランス語のネコの鳴き声なんです。3人ともネコ好きなのでそれで決まりました。

去年9月に発表された4枚目のニュー・アルバム『The Day Will Come Before Long』はとにかく節々まで行き届かれた珠玉のメロディの数々に感動させられる作品だと思うのですが、今作はどのようにして制作されていったのでしょうか?

ありがとうございます〜。元々は4、5曲くらいのepにしようかと思ったんですが、だんだんと曲が増えて盛りだくさんな内容になってきたのでアルバムにしました。曲が徐々に完成していくとアルバムのイメージみたいなのが出来てきて、アルバム1枚で起承転結するような感じにしたかったので、それに合わせて作っていった曲もあります。メロディに関してはいつも大事にしている部分なので今回が特にというわけではないんですが、メロディのアプローチの仕方を色々変えてみました。今まではほとんどがギターでメロディを弾いてたんですが、今回はそれがキーボードになったりビブラフォンになったりヴォーカルになったりという。全体的な音の感じは今までの流れを汲んではいるんですが、より生音と打ち込みの役割がはっきりしたかなって印象があります。

今作には3月のツアーで一緒に回られるRadical FaceとEpic45がヴォーカル/ギターで参加していますが、それぞれの楽曲についてはいかがでしたか?

Radical Faceが参加した「Lost Souls」は元々はヴォーカルを入れる予定がなかった曲だったんです。デモの時点ではかなりアンビエントな曲でした。でもバンドで徐々にアレンジしていくうちにヴォーカルがあった方がおもしろいかもと思うようになりました。Radical Faceを選んだのは私が大ファンだったからです。ちょっとヴォーカル入れるのは難しいかなっと思ってたんですが、完成形を聴いてあまりのハマりっぷりに鳥肌が立つくらい感動しました。ヴォーカルが入ることによって曲の景色が変わったというか、よりドラマチックな曲になったと思います。Epic45が参加した「Endings」は、始めからBenに歌ってもらうことが決まってたので、彼のヴォーカルをイメージしながら作っていきました。最後にBenがヴォーカルとギターを加えてくれたんですが、いい意味での彼らしさ、素朴さが存分に出ていてとてもいい出来になったと思っています。

他にアルバム製作時に何かエピソードがありましたら教えて頂けますか?

そうですね、今まではレコーディングとミックスは全てtoeの美濃さんにお願いしてたんですが、今回はそこを離れて自分たち主体でレコーディングをしました。レコーディングしながらやっぱり色々悩んだりしましたけど、その分勉強できて良かったですね。ミックスはオーストラリアのQuaさんにお願いしました。最初にこういう音にしたい!って要望を出したんですが、それ以上のものが返ってきたり、全然イメージと違うけどいいじゃんってものが返ってきたりしてとても面白かったですね。自分たちにはないアイデアっていうのはすごく新鮮ですね。大変だったのは、音のイメージを英語で伝えることですね。キラキラとか、ブリブリとかそういうのは本当にやっかいでした。

最近のお気に入りのアーティストや作品があれば教えて下さい。

う〜ん。。個人的にはここ数年ずっと聴き続けているTwin Sisterですね。すごいバランスのとれた良いバンドだと思います。

3月17日に2度目となる新潟でのライヴが決定していますが、新潟の印象についてはいかがですか?

前回新潟に行った時は正福寺というお寺でライブをさせて頂いたんですが、本堂の前で演奏したことがとても印象深いです。雰囲気も神秘的というか不思議な感じで、演奏を聴いてくれているのが目の前のお客さんだけじゃないような気がして、あれは本当に貴重な体験でした。

それでは最後に新潟で待っているファンに一言お願いします!

はい!新潟のみなさん、こんにちは!前回から4年も経ってしまったので、とても楽しみにしています。今回はRadical Faceさんと一緒なので、何か特別なことが出来たらと思っていますので楽しみにしていてください。よろしくお願いします〜。



INTERVIEW in January 2012
TEXT by Masato Hoshino