GOFISH
FEATURE 033

名古屋から世界に誇るハードコア・バンド、Nice Viewのギター/ヴォーカルとしても活躍しているテライショウタによる唄心ソロ・ユニット、Gofish(ゴーフィッシュ)。バンドでの複雑でカオスでファストな轟音サウンドとは真逆とも言うべき、アコースティック・ギターと歌声というシンプルな構成をコアに、稲田誠と黒田誠二郎による弦楽二重奏を従え、琴線に触れるメロディと体温的な唄心のアンサンブルを私たちリスナーに寄り添うようにそっと届けてくれます。Sweet Dreams Pressよりリリースされた最新作『とてもいいこと』があちこちで反響を呼び続けて冷めやらぬ中、そんなGofishが遂に間もなく新潟の地を踏みます!今回はお馴染みともなっているトリオ編成にプラスして、盟友のアスナもオルガンに加えちゃったスペシャル編成での演奏とあり、ますます期待が高まります!




HOMETOWN
Nagoya, JP

LABEL
SWEET DREAMS PRESS (JP)
COMPARE NOTES (JP)
STIFF SLACK (JP)

MEMBER
Shota Terai (NICE VIEW)

WEB
GOFISH myspace

VIDEO

ちいさくなれる


化石






2013 06 15 SATURDAY

Shofukuji Temple

Open 18:00 / Start 18:30

Door 1800JPY

live:
Gofish Trio with Asuna
Rima Kato

more info: experimental rooms
まず基本的な事からお聞きしていきたいと思うのですが、どのようにしてソロ・ユニットであるGOFISHでの活動をスタートされたのでしょうか?

昔からずっと良い歌を自作自演したいと考えていたのに作ることができなかったのですが、20代も後半に差し掛かったころにだんだんと作ることが出来るようになって…、そこからがGOFISHの始まりでなのでデビューは遅めですね。

GOFISHと名付けた由来を教えて下さい。

特に深い意味はないのですがNYにいたGO!ってハードコアのバンドだったりGo Sailorってポップ・パンク・バンドだったり"Go"って付く名前がいいなぁって思っていて、それでGo Fishというレズビアンの映画から名前をもらいました。

GOFISHでの活動の他に、ハードコア・バンドのNice Viewとしてもご活躍されております。ある意味対極的な音楽性とも言えると思うのですが、ソロとバンドでの違いについてはいかがですか?

強いていうのであればジャンルが違うということでしょうか。二本のレールの上を進んでいるという感覚は少なからずあります。

2012年10月にSweet Dreams Pressよりリリースされた最新作『とてもいいこと』では、様々なゲスト・プレイヤーを迎えて制作されました。唄そのものが持つ静かさや温かさを、より一層深めて際立たせている印象を受けました。ご自身はこうしたゲスト・プレイヤーの参加についてはいかがですか?

稲田誠さん、黒田誠二郎君、ASUNA、山本達久くんと、参加してくれたみんな、人としての面白さがそのまま音楽に反映されているのでそこにスゴく刺激を受けたし憧れてもいます。

地元の名古屋では様々なアーティストやレコード店が多くありますが、ご自身から見た名古屋での音楽を取り巻く状況についてはいかがですか?

どうでしょう?健全なのではないでしょうか?自分たちのペースで音楽と真摯に向き合って活動している人にやはり強い印象があります。

最近のお気に入りのアーティストや作品がありましたら教えて下さい。

たくさんあるので…、最近よく聴いていたレコードはジョージ・ハリソンの「リヴィング・イン・ア・マテリアル・ワールド」 でしょうか。あと最近見て素晴らしかったライヴはJosephin FosterとVictor Herrero、Jad FairとNorman Brakeとテニスコーツ、半野田拓くん、柴田聡子さん、Rachel Dadd、Turtle Islandなどなど…。

今回GOFISH Trio with Asunaとして新潟でのライヴが決定していますね!GOFISHとしては初の新潟ライヴと思うのですが、今のお気持ちはいかがですか?

新しい場所で演奏できるのはいつだってワクワクします。正福寺のロケーションにもとても興味がありますし、DIESEL GUITARの『Resonance』というアルバムは、正福寺でのライヴ音源がいちばん好きです!

新潟と言えば、おそらく2007年に南魚沼で行われた新潟デス・キャンプという野外イベントでのNice View出演以来でしょうか?そのときの思い出がもしありましたら教えて下さい。

昨日もちょうどその話題をしたばかりです(笑)。デス・キャンプは凄く思い出深いイベントで、まずデス・メタルやグラインド・コアばかり出演する野外イベントって所だけでも狂っているし…。山の中のダムのすぐ隣にステージがあってそこからダムに沿って階段を下って行くとあった露天風呂が最高でした。深夜にその風呂に浸かりながら少し離れた会場から漏れ聴こえるブラック・メタル・バンドのGallhammerの演奏が皮肉にも賛美歌のように聴こえていて至福のときでした。ギャラで新米をくれたところも味わい深かったです(笑)。

今後のソロとバンドでの活動について教えて頂けますか?

とりあえず演奏するのが好きなのでソロ、バンド、かかわらずライヴは沢山出来たらいいなと感じています。

最後に新潟のリスナーに一言お願いします!

はじめまして!



INTERVIEW in May 2013
PHOTO by Tomoya Miura
TEXT by Masato Hoshino