Music of TOKIO HASEGAWA
Experimental Rooms Presents 『長谷川時夫の音楽』前衛音楽集団 タージ・マハル旅行団からストーンミュージックへ。数々の伝説たちが今解き放たれる！！
1969年に小杉武久や永井清治らと共に結成され、国内外で数々の伝説的な演奏活動を繰り広げた前衛音楽集団、タージ・マハル旅行団。その一員であり、最年少ながらグループの中でも特異な存在感を放ち、演奏中に石を頭上に持ち上げるなど既存の音楽概念を取り払ったパフォーマンスを行っていた長谷川時夫。グループでの約一年間にも及ぶヨーロッパ公演を通して宇宙観を深め、そしてスモッグのない綺麗な空気を求めて新潟・十日町の山奥の村落に漂着してからおよそ50年もの月日が経過した。村の廃校を利用し、インドの民俗アートを取り扱い、世界一のコレクションにまで発展させたミティラー美術館・館長を勤めつつ、夜には「月焼け」してしまうほどの美しい月と雪深い大自然と呼応しながら感性を研ぎ澄まし、すべての営みや暮らし、生活そのものを「芸術活動」として向き合ってきた長谷川氏。美術館の維持に多くの時間と労力を費やし、これまで音楽家としての側面がなかなか世に紹介されて来なかった長谷川氏だが、2021年10月15日にソロでは初となるLPレコード作品『Stone Music』が発売され、そのライナーノーツを執筆した川崎弘二がその内容を150倍に拡張（すなわち22万文字！！）した書籍『ストーン・ミュージック 長谷川時夫の音楽』が11月5日に発売となったことをきっかけに、いよいよ知られざる長谷川時夫の音楽人生の歩みが紐解かれ、ここに数々の伝説たちが今解き放たれる！！
トーク出演には長谷川時夫ご本人と、小杉武久、ナムジュン・パイク、久保田成子などフルクサス周辺とも親交深く、今回のLPレコードのジャケット写真撮影を行った美術家の吉原悠博と、新潟でインディペンデントな音楽イベントや作品出版レーベルを行い、長谷川時夫の『Stone Music』のリリースを実現させたExperimental Roomsの星野真人が登壇する。
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[DATE]
2021年12月2日（木）
[PLACE]
SUPER DOMMUNE
（東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 9F）MAP
[TIME]
18:30 - 21:00
[TICKET]
当日2000円（定員35名）
[TALK]
長谷川時夫
吉原悠博
星野真人
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[MORE INFO]
https://www.dommune.com/streamings/2021/120201/
TOKIO HASEGAWA (Niigata, JP)
長谷川時夫 | 1948年東京下町生まれ。1969年に今なお伝説的な存在として語り継がれている前衛的な即興演奏グループ、タージ・マハル旅行団を小杉武久らと結成し、国際的な演奏活動を行い、その後は新潟・十日町の雪深い大自然と対峙しながら感性を深めてきた音楽家、長谷川時夫。明治開国以来、失った日本の宇宙観というものを基本に据えながら世界標準の芸術文化を創造する活動を続けている。奥深い地域（日本古来の文化が残る）の森から中央、世界にメッセージを送り続けている。冬に4mほど積もる雪の森は逆に活動領域を拡大 した。子供とのフリー・スクール（雪屋根の月見）、絵本 （宇宙の森の物語）、新しい禅問答（仙人テスト）、開発の代替えとしてミティラー美術館創設。日印の国家催事の主要な活動。インド国外最大規模のインド・フェスティバル、ナマステ・インディア。インド政府派遣舞踊・音楽グループの、北は利尻から沖縄与那国までの数え切れないほどの国内全国公演の実現。多様な国際交流活動、全ての活動に自然、宇宙との深いコミュニケーションの大切さを社会に表現している。長谷川の生活は芸術のようであり、或いは芸術が生活となっているようだ。 芸術という概念が日本に来る以前にいるように感じさせるが、それでいて、その稀有な活動は世界の最先端を常に歩んでいる。
links:
MITHILA MUSEUM
YUKIHIRO YOSHIHARA (Niigata, JP)
吉原悠博 | 東京藝術大学油絵科卒業。在学中、ニューヨークのアートスクールPratt Instituteへ留学。1981年から2003年まで、東京を中心に活動。現在は、故郷である新発田市を活動の中心に移し、新潟の史実を題材とした映像作品を多数発表し続けている。2011年から任意団体「写真の町シバタ」の発起人として、新発田に残る古写真を活用したまちづくりを進めている。2017年度、映像作品《培養都市》が文化庁メディア芸術際アート部門で優秀賞を受賞。
links:
YUKIHIRO YOSHIHARA
MASATO HOSHINO (Niigata, JP)
星野真人 | 2006年より地元新潟で音楽イベント・シリーズを主催するExperimental Roomsを始動。音楽ジャンルや有名無名を問わない先鋭的な国内外と地元のアーティストの共演、有形文化財や寺院などの様々な会場設定、県内外のお客様からなる一期一会の「実験の場 （＝エクスペリメンタル・ルーム）」を繰り返し創り、これまでに33回の開催を記録。2020年より同名による作品出版レーベルとしての活動も開始。また音楽誌のコントリビューター参加、ライナーノーツや作品コメントの執筆、ガイドブックへの寄稿など音楽ライターとしての活動も行っている。
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EXPERIMENTAL ROOMS